女性の病気の症状

女性のからだのしくみは複雑なので、症状のあらわれ方も多種多様である。また、思春期・成熟期・妊娠中・出産後・更年期など、年齢によっても症状に違いがある。

◇ 月経の異常

月経の起こり方の異常と、月経に伴って、さまざまな症状を起こす病気とに分ける事ができる。

<月経の起こり方の異常>

経血量が異常に多い、出血期間が異常に長い 経血量が異常に多い場合には、凝血(血のかたまり)が混じる事がある。子宮発育不全・子宮筋腫・子宮内膜症、その他性器の炎症の際にみられる(過多月経)。

月経周期が短い 卵巣の機能異常が原因である(頻発月経)。

経血量が少ない 時には1、2日間僅かに下着につく程度の出血しかないものもあり、卵巣機能異常や子宮発育不全の場合にみられる(過少月経)。

月経周期が長い 2〜3ヶ月間隔でしか月経が無いものもあり、これは卵巣機能状態で起こる(稀発月経)。

月経が無い はじめから無いものを原発性無月経、いままであった月経周期が途絶えたものを続発性無月経という。健康な女性でも、妊娠中、授乳期間中は無月経である。

原発性無月経 性器の異常、特に膣欠損・膣閉鎖・子宮の奇形・卵巣の欠損、さらに卵巣や子宮の発育不全によるものが多くみられる。特に膣の閉鎖の場合には、周期的に腹痛だけが起こり、出血が無いのが特徴である。

続発性無月経 卵巣の機能低下によるものが多く、時には子宮の炎症(結核など)のあとに起こる場合もある。

<月経に伴う症状>

月経中の腹痛・腰痛・吐き気・嘔吐・頭痛・めまい 月経が始まるとこれらの症状が強くなるもので、子宮発育不全・子宮筋腫・子宮内膜症・骨盤内の炎症などが原因である(月経困難症)。

月経前の頭痛・イライラ・不眠・めまい・むくみ 月経開始の1週間前頃からこれらの症状があらわれるもので、卵巣機能異常が原因で起こる(月経前緊張症)。