痛みの性格からこれを大きく3つに分けることができる。
激痛が突発する 子宮外妊娠の中絶時に卵管の破裂、卵巣腫瘍の茎捻転、卵巣嚢腫の破裂の場合に見られる。また、寒気・震えとともに強い下腹痛を起こすものには、急性付属器炎(卵管・卵巣炎)や骨盤腹膜炎がある。
月経・労働・性交時に鈍痛が増す 子宮や子宮の付属器、骨盤腹膜や骨盤結合織の癒着を伴う慢性炎症が原因である。
このほか、子宮内膜症や骨盤内臓器の腫瘍による圧迫症状による場合がある。
陣痛のように痛む さしこむような下腹痛が間をおいて繰り返し起こるのは、流産・早産・子宮内異物などが原因である。
流産後に下腹部が痛い 流産の直後には、ふつう中等度までの腹痛があるが、これは後陣痛といって子宮の収縮によるものである。発熱の頃にあるように、3〜4日して、発熱とともに、比較的強い下腹痛・吐き気・嘔吐などが起こった場合には、子宮内に感染による炎症が起こりこれがさらに周囲の臓器に及んだと考え、早急に治療を受ける必要がある。