◇女性の排尿障害
排尿障害は、尿道炎、膀胱炎の主症状だが、婦人科疾患の場合にも起こる。
尿意頻数、排尿頻数、排尿痛 排尿したばかりであるのにすぐにまた排尿したくなる。
排尿の回数が多い、排尿のはじめから痛みを感じたり、排尿のおわりだけに痛みを感じたりする。これは、子宮筋腫や卵巣腫瘍による周囲からの機械的圧迫、周囲臓器の急性・慢性炎症の結果として起こることがある。
排尿困難、尿閉 尿が出にくい、きばっても尿が出ないことで、とくに尿道の狭窄、尿石やポリープなどの異物、あるいは、子宮筋腫などの大きな腫りゅうによって、膀胱頸(膀胱と尿道の境めのところ)が強く圧迫されているときに起こる。また開腹術の直後では、腹圧が加えられないので、排尿困難、尿閉がよく起こる。
尿失禁 尿がひとりでにもれ出ることで、難産のあとや子宮がんの末期などに、膀胱・尿管・尿道などと膣や子宮が通じた場合(尿瘻=にょうろう、または膀胱腟瘻という)に起こる。また老人などでは、膀胱括約筋の機能が低下しているため、わずかのきばりや、くしゃみ、せきなどで、尿がもれることがある。このほか種々の神経系の病気でも尿失禁が起こる。